2005年全米気功協会招待講
 ≪2005年全米気功協会招待講演≫
 
釋 延平のアメリカ気功交流記〜少林寺気功・指導員の実力が、高い評価を受けた!〜

第2日目
(7/30)
 

 朝の6:30から学会の会場となった広場に場所を借りて気功教室を行いました。
早くから来ているアメリカの方もいて、時間通りに始めることができました。
伊藤さんの通訳によって具体的な説明をし、四段功から始めました。アメリカの方々は、「四段功は若いからだを作る」ということを知り、とても喜んでおりました。
次に、養生六式の第1と第2をしました。その後、音楽に合わせて気功ダンスを30分間行い、ダンス好きのアメリカの方々は非常に喜んでくれました。 

早朝気功教室後、今回のメインイベントである、夜の演舞に備えて、皆さんは食事も取らずに練習を開始しました
虎龍の練習は、全員で合わせるのは、始めてでしたので大変でした。私は虎龍の真髄を改めて強調して教え、何度も何度も繰り返し練習し、そして、皆さんは身に付けました。演舞の練習後は、まず食事を急いで済ませ、先方が当協会の展示スペースを設けてくれたので、その設営に追われました。

その夜は、アメリカのコロラド大学メモリアルホールにて、全米気功協会会員11名の個人演舞と、当協会及び、NPO日本武術気功連盟指導員による団体演舞の虎龍双型養生功と、私個人の羅漢神功を表演、4、5人による中国人の先生の演舞がありました。これは武術もあり、武道派の気功もあります。ほとんどが道教気功が多いのですが、チベットの密教気功もありました。様々な流派がある中で、全米気功協会の演舞には真面目な気功演舞の中でも、アメリカ独特のユーモアも入っていました。例えば、JAZZ UP Qigong というクラスをやっていた先生の表演は、マイク片手に歌を歌うというもので、その歌詞がユニークで、日本語で言うと"呼吸・呼吸・呼吸・呼吸 この世界は、呼吸が大事。呼吸によって世界は、繋がっている。”というようなものでした。また、あるアメリカの気功の先生は、規定の演舞3分間のところ、1分間の演武でした。通訳をお願いしました指導員受講者でもあるアラスカ在住の伊藤さんが言うところによると、これはアメリカ式のようです。ユーモアと表現の自由。気功も型にはまらずに、自由に楽しんで行っているようでした。

 当協会指導員のよる団体演舞は、練習の段階では、個人的な技術は覚えているようでしたが、全体的な雰囲気が足りなく、スピードは少し速すぎたような気がします。人間の足と大地、空や天と繋がる感じがなく、根付いてないように見えました。何度か私から要領を説明して練習を繰り返しました。皆さん、炎天下の下、大変な様子でしたが、最後は非常に上手くいったと思います。特に表演の時には、皆さん個人としての最高のレベルになったと思います。気功らしいゆっくりとした動きの中に、心身統一して虎龍の特徴である強さと重みも充分に出ていました。皆さん、よく頑張りました。私個人演舞の羅漢神功は、この5月に朝日カルチャーセンターの講座でも行ったことがありますが、今回は状況が違います。高いレベルの中での表演ということで、私も自分自身の状態をよく調整しました。演舞については、後から、非常に綺麗だったと言われたりしましたが、羅漢神功表演の最中は、私の存在感は全てなくなっていました。思う通りの反応は出ていて、皆さんにも大きな反応がありました。

当協会の演武は長く大きな拍手で終わり、終了後はわざわざ後ろの方の私たちの席まで、感動したとか素晴らしいとかわざわざ挨拶に来てくれたほどです。伊藤さんの話では、アメリカは実力主義ですから本当に良いと思わなければ褒めたりしないということでした。機会がありましたら、録画した映像を授業の際に見てください。

 その後、休憩を挟んで、コンサートがはじまりました。それは10人ほどの楽団で、楽器を持っている方が5、6人、歌を歌う方が3、4人ほどのものです。曲はオリジナルで、内容は動に対しての理解、気功の内容と解釈できました。
歌の内容は、真言のようなものです。

全米気功協会側では、歌を歌い、身体を動かし、踊りながら、雰囲気作りをしているようです。少し宗教のような感じです。これも、アメリカ独特の習慣なのでしょうか。しかしながら、気功と自分の理念・信念は結びついておりました。非常に素晴らしく作られていると感じました。朗読と、歌と、音楽が半鐘し、気功ダンスが行われます。形のない自由な形で、ディスコのような感じとでも言うのでしょうか。特に踊りの上手な人は、一番活躍していて、非常に個性が出ていました。

当協会側では、当初、皆座ったままでしたが、ディスコで踊ったことがない私ですけれど、まずは私が踊りに加わり、そして最終的には全員で踊りました。得手不得手、関係なく、気持ちで合わせて。
全米気功協会側のチベット密教をしている気功師が一番上手に踊っていました。

踊りを終えた後は、静功のような感じで静かに瞑想に入りました。

非常に良い形で終えることができたと思います。




  早朝 少林寺気功教室

(7/31)


2日目の早朝気功教室は、効果があがるようにと、コロラド大学構内の芝生の広場で早朝6時30から行いました。

6時に来てみると、早めに来ている人もいました。また、時間が経つにつれ、人数もどんどん増えていきました

まずは、前日の四段功の復習から始めました。私達の昨夜の演舞で興味を持ち、初めて参加してくれた若い世代の人も集まってくれたからです。
朝日が昇る中、自然の景色も素晴らしく、最高の気功を皆さん伝えることできました。
時間は45分という短いものでしたが、太陽の気と宇宙の気を取り入れ、皆さんと楽しんで行うことができました。

この日も早々に朝食を済ませ、8時から全米気功協会の理事の方達との打ち合わせが始まりました。

先方は全米気功協会会長と2名の副会長、当協会からは私と森嶋さん、伊藤さんが通訳で同席し、
お互いの将来のことを話しあいました。挨拶を済ませ、本やDVD等プレゼントを頂いた後、早速お互いの気持ちを伝え合いました。

まずは、お互いの会の将来性のこと。

先方は当協会を高く評価してくれていて、毎年2名は無料で招待するとのお言葉を頂きました。こちらも向こうの会に入会したいと伝えました。日本の気功団体との交流を強く望んでくれていて、当協会に入会したいと申し入れてくれました。しかしながら、個人の入会に関しては既に行っておりますが、団体会員としての入会の受け入れ態勢ができていません。これからの課題として早急に取り組んでいかなければなりません。

40分ほどの会談後、中国の有名な気功師について習ったという年配の男性気功師の、外気治療を行いました。この男性は自身で外気をやっている方でもあり、アメリカの有名な気功師とも交流のある方で、私の外気にも非常に興味を持っていました。しかし、もしも悪い気が入った場合、どうするのか等の心配もしておりました。その為、外気前には具体的に技術や治療方法についての質疑応答をしました。
今回は、座禅の形で外気治療を行うことにしました。
30分ほどの治療で、その男性は感じてくれたらしく、私に対し、非常に感謝して終えました。

外気治療後は、コロラド大学に戻り、先方の先生方の実際の教室風景を見学しました。
一体、アメリカではどのような教え方をしているのか。
易筋経の年配の先生の授業では、円形に座り、まずは先生の経歴等の話から始まりました。広州でハリを習ったときに易筋経を習得したということでした。
鍼、按摩を習った際に、易筋経は、パワーアップする為に大事なことだと教わったようです。
それから実技に入りました。
軽く準備運動をし、易筋経の12式で、まず6つの動作を指導していました。
2度繰り返し、少し休憩が入り、後半です。非常に基本的かつ理論的に説明しておりましたが、結構皆気楽にやっていました。
大雑把ではありましたが、中国式に似たやりかたのように思えました。
展示会場に戻る途中に、アラビアの先生の教室を見学しました。
筋肉質の男性の先生で、多少武術の気功。生徒さん方は、先生について体を動かしていましたが、私が教えているスピードに比べ、随分進み具合が早く、生徒さん方は覚えるのに苦労しそうです。日本の教え方と違いますが、内容は良かったと思います。

休憩の時には、昨夜の演舞を見てくれた方々が、こちらに熱心な挨拶に来てくれましたが、
向こうの先生方より私のほうに集まって、沢山質問を受けましたが、その先生に対し邪魔をしてしまったように感じで、少し申し訳ない気がしました。

昼食を済ませ自由時間の後、展示会場の撤収を行いました。

その後、全米気功協会主催のパーティーにご招待いただきました。

コロラド大学側の食堂ではサンドイッチばかりで、あまり楽しい食事ではなかったので、今回やっとホテルで美味しいものが食べられるかなぁと思いながら向かったのですが・・・

会場へ入ってみるとまたサンドイッチでした・・・。

歓談中、25〜30年くらいやっている、年配の審査員のような方とお話をする機会がありました。眠くなる演舞が多い中、当協会の演舞は目の覚める元気になるようなものであったと言ってくださいました。
その方は、禅と道の関係について悩んでいて、本当の禅と本当の道は最終的にどういう関係になるのかと質問してきました。
真剣に長い時間話し合い、最後には年配の方は私の考えに同調してくれました。

老若男女、挨拶を終え、去年の会長とお話しをしました。会長は気功の学校を開校していて、主に動を中心に紹介していて出版もしている方です。その方は、動と禅の統一は、理解できないということでした。具体的な本質の話をしましたが、先の話しに出てきた年配の審査員の方と比べて簡単に説得できない方だと感じました。全面的に納得してくれたかは不明ですが、何となく納得はしてくれた様子でした。

その後、伊藤さんの送別会を行いました。案内してもらい、非常におもしろいところにいきました。地元の人が、集う店です。入店すると手にハンコを押され、天井には古い鍋を飾っているような日本にはないような雰囲気のお店でした。全米気功協会の会長・副会長も合流し、アメリカは開放的な国ですから、宴席で演舞が始まりました。こちらも短縮版鶴功36式を演舞しました。
演舞終了後は驚いていて、「あなたは、いい生徒を持っていますね」と言ってくださいました。

翌日は、早朝の飛行機でしたので、早めに切り上げて荷物の準備やサンフランシスコでの打ち合わせをして、深夜3時に就寝しました。3時45分には、モーニングコールです。出発は、4:30です。




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